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僕は真面目だけが取り柄の陰キャだったが、幼馴染みの亮介は小さな頃からヤンチャで、中学生になる頃は立派なヤンキーになってた。僕を仲のいい親友として扱ってくれたので、他のヤンキー連中からもいじめられる事はなかった。
亮介の家は、おばさんも働きに出ていて夜まで帰ってこなかったから、そんな連中の溜まり場になってた。時々、僕も呼ばれてその中に混ざったりしたんだけど、気のいい奴が多くて結構楽しかった。
ヘタレなんで、一緒に悪さをする度胸はなかったけど。
高校二年の秋。亮介に呼ばれて彼の家へ行ったら、亮介の他には、別の学校で同じ学年の美鈴という女の子しかいなかった。
「あれ、今日は三人だけ?」
「おー、来たか純也。みんな忙しいみたいだな」
亮介は煙草をふかしながら笑っていた。美鈴は無表情でスマホをいじっている。
三人でトランプをやっていると、亮介が自分のスマホを見て、「悪ィ、ちょっと行くとこできたわ」
と、出て行こうとする。
「え? 嘘だろ」
「2、3時間で戻るよ、それまでゆっくりしてろや」
美鈴と二人で取り残されてしまった。
どうしよう? 陰キャの常として女の子と二人きりなんて苦手なんだけど……。居心地悪いなあ、と思っていると、「純也君さあ、どんな女の子が好き?」と、いきなり訊かれた。
「え?」
美鈴は四つん這いで、ずりずりと這い寄ってくると、「やっぱ、こういう子が好きなの?」見せてくるスマホの画面には黒髪清楚な萌え絵が映っている。
「い、いや……別に」
「それとも意外と派手なのが好きだったり?」
「あ、あの……」
その時、僕は画面より美鈴の胸元が気になっていた。前屈みになってるから、上のボタンを外したシャツから谷間が丸見えなんだもん。
「ねえ!」
「うわ!」
彼女は僕の太ももの上に、跨るように座った。短いスカートなので捲れ上がって……パ、パンツ見えてる……黒か。
「キスしたことある?」
「ええ?」
「しようか?」
驚く間もなく、僕は舌まで入れるキスをされていた。メンソールガムの味がした。
つう、と唾液の糸が引いて唇が離される。
「エッチしたことある?」
「な、なんだって?」
「しようか」
僕はなす術もなく押し倒されてしまった。首筋に唇を押し当てられ、体をまさぐられる。
「ちょっと待ちなって!」
一応僕も男なので、女の子に力負けはしない。肩を掴んで美鈴を押さえ込むと、体を離した。
「どういうつもりだよ」
美鈴は仰向けのまま、僕を見返してきた。
「私みたいな女、嫌い?」
「え?」
美鈴は、目がぱっちりして大きいし、鼻筋の通った美人だと思う。唇がふっくらしているのが肉感的でエロさもある。オッパイも結構大きいし……メイクが派手で茶髪なのは苦手だけど。答えられないでいると、「嫌い、だよね……」
そう呟いて顔を背ける。
「え、美鈴、さん?」
顔を覗き込もうとした途端、首に腕を回されて抱きつかれた。
「ねえ……エッチしよ」
「な、なん……で」
「私は純也君が好きだから! それ以上の理由がある?」
むにゅっと顔がオッパイに押しつけられる。
うわ、柔けえ……。
「さっき私の胸見てたでしょ?」
やば、気づかれてた。
「それにチンチン勃ってるみたいだし」
「!」
僕の股間は早くも反応していて、彼女の太ももに押し付けられていたのだ。
「ねえ……好きにならなくってもいいから抱いてよ」
美鈴の潤んだ目が見上げてくる。……僕だって男だもん、このまま済ませられないよね。
シャツのボタンを外してはだけ、ブラをずらして、乳首にしゃぶりついた。音を立てて吸うと、美鈴の呼吸が乱れ始める。揉みしだくと、指が突き刺さるように沈み込む。もう止まらなかった。ミニスカとパンティをむしり取るように脱がせた。
陰毛はとても薄い……手入れしてるのかな、実物を見るのは初めてだからよくわかんないけど。むん、と、ちょっと発酵したような芳香が鼻腔をくすぐる。エロ動画とネットで仕入れた知識を総動員して、美鈴の秘割れを舌先で舐め、つつき、あふれてきた愛液を啜った。
美鈴は喉が詰まったような声をあげて、体を痙攣させた。
ぐったりしている美鈴を見ながら、僕も慌ただしく服を脱いだ。しかし最後の一枚になると、恥ずかしくて戸惑う。美鈴が体を起こして僕にのしかかり、「脱がせてあげるよ」と、パンツに手をかけてするすると引き下ろす。
「すごいね、おっきいよ」
僕の下腹に顔を埋めてきて、固くなったモノを扱きながら、先端を舌が舐め回す。
「み、美鈴……さん」
「美鈴でいいよ」
そういうとパクリと咥え込んで頭を上下させる。温かな口の中をピストン運動するようにぬるぬる動いた。
「あっ……美鈴、気持ちいいよ」
射精に至る寸前で、美鈴が顔を上げた。
しばらく僕の勃起したモノを触っていたが、「ね、純也君のチンチン、私のオマンコに入れて……」
と、仰向けになって足を広げる。いつの間にかコンドームが着けられていた……さっき触られていた時か。
「で、でも僕、初めてで……」
「……私は初めてじゃないけど、バージンじゃないと嫌?」
美鈴が心配そうな顔になる。女の子にこんな顔させちゃダメだ、と僕は美鈴に体を重ねた。
だけど、場所がわからずまごついていると、美鈴が手を添えてくれた。
「ここよ、うん……そのまま来て」
ぐちゅっと濡れた音を立てて、美鈴の中に入った。
「ああ……純也君!」
唇を重ねて舌を絡めあいながら、僕は動いた。熱いゼリーに突っ込んでいるみたいだった。水を混ぜた粘土を捏ね回しているような音がエッチだった。ざわざわと生き物のように膣の中がうごめいている。まるで体温を持ったスライムが、僕のモノを取り込もうとしているみたいだった。
「ああッ、イク、イクぅ!」
美鈴が泣きそうな声で叫ぶと、体を大きく痙攣させた。手で握りしめられているような締め付けがきて、僕の我慢もそこまでだった。
「あ……!」
腰を震わせながら、勢いよく熱い精液を放った。呼吸が整ってきた頃、僕はふと思い出した。
「さっき好きにならなくてもいいから抱いて、って、美鈴さんは言ってたけどさ」
「う、うん……」
「好きにならなきゃ、エッチしないよ」
僕がそういうと、美鈴は涙目で満面の笑みを浮かべて抱きついてきた。服を着て一息ついていると、亮介が戻ってきた。
「この部屋、エッチな匂いがするなあ!」
と、笑いながら言う。どうやら、美鈴が僕のことを好きなのを聞いて、亮介が計画したらしい。
僕はそのままの美鈴でいいよと言ったのだけど、彼女は髪を黒くし、派手なメイクも控えて、サボりがちだった学校も真面目に通うようになった。同じ大学には行けそうにないけど、ずっとこれからも彼女と一緒にいたいと思う。
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