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高校一年の夏の放課後。水泳部の俺は、居残り練習しようと部室で着替えていた。
そういうと部活に燃えているように聞こえるが、常に予選敗退の弱小水泳部、いや、同好会みたいなもので部員も少ない。それもほとんど幽霊部員だ。暑すぎるので、涼みがてら泳ごうと思っただけだ。
プールは屋外にある。
グラウンドでは他の運動部の掛け声や、ボールを蹴る音がしている。隅にある無人のプールは、切り離されたように静かだった。
何度か往復して、水に浮かんで休んでいると、「オカ君じゃん、珍しいね」と頭上から声が降ってくる。プールサイドに立った人物を見上げた。水着を着た、同じ一年生の女子生徒だ。
「イイダさんか……」
男子の部、女子の部と一応区切られているが、練習も同じプールでする。今みたいに、ジェンダー問題がどうとか、さほど煩くもなかったし、そもそも練習に出る部員がいないのだから問題になりようがない。
しばらく一緒に泳いで、プール端で並んで昨日終わったテストの話をした。
「試験終わりだってのに誰も出て来ないんだもんな、たるんでるなあ」
「試験があろうがなかろうが出てこないオカ君が言ってもねー」
手に掬った水を顔に浴びせられた。イイダさんが笑っている。
「なんだよー」
俺が浴びせ返すと、イイダさんは腕を大きく振って大量の水を跳ね飛ばしてくる。子供がはしゃぐように戯れあっていると、もつれ合う形になり……。ムニュ、と柔らかいものを鷲掴みにしてしまった。
「キャッ!」
「あ、ごめん」
首まですっぽり水に潜ったイイダさんが顔を真っ赤にして睨みつけてくる。
「スケベ!」
「ぐ、偶然だよ偶然」
「チカン、ヘンタイ、エロ魔王!」
罵倒を浴びせられて、俺も意地になってしまう。
「じゃ、イイダさんも触れば?」
「男の子の胸触ってもしょうがないでしょ」
「じゃなくて、下」
俺は意地悪い笑顔を浮かべて指差す。
「えー」
イイダさんはさらに顔を赤くする。
ふふ、どうだ、触れまい。だが、イイダさんはすっと腕を水中に沈めると……。手の平を俺の股間に当ててきたのだ。
「あ……!」
まさか触るとは思っていなかったので驚く。
イイダさんは俯きながら手を擦り付けてくる。
すると当然、「あ、あの、固くなってきたけど……」
「う、うん……」
「ボッキ、してるんだ」
心なしかイイダさんの声が上擦っている。
「もうさっきの分は返してると思うけど」
「…………」
イイダさんの手は止まらない。
「超過分はこっちも触っていいよね」
胸の膨らみに手を伸ばす。彼女は抵抗しない。イイダさんはショートカットでボーイッシュだけど、なかなか可愛い。そこらの女子よりガタイはいいけど、骨格はやはり女の子だし、実は巨乳とはいかないまでもなかなか立派なのだ。無言で胸と股間を触り合った。
「あ……イイダさんの手、気持ちいい」
「オカ君、エッチしたことある?」
「な、ないよ、イイダさんは」
「私も、ない……」
発情した目で互いの顔を見た。呼吸も荒くなっている。
誰も来ないだろうと、男子部室で俺は水泳パンツを下ろした。
弾み出た勃起チンポをイイダさんは、食い入るように見つめた。
「すっごい……こんなになるんだ、おチンチンって」
そっと握りしめられ、俺は呻いた。
「痛いの?」
「いや、気持ちいいよ」
イイダさんは積極的に、亀頭にキスをし、舐めてくれた。
「ま、待って、出ちゃうから……それよりさ」
俺はイイダさんの肩ストラップを掴んで引き下ろす。ぶるんっとまろびでた双つのオッパイ。性急に鷲掴んで、桜色の乳首に吸い付いた。イイダさんは顔を背けて、喘ぎ声を噛み殺している。
「い、挿れていい?」
「うん……」
定番のずらし挿入を試みたが、ぴっちり張り付いていて、うまくできない。結局イイダさんは全裸になった。
長椅子に横たわって足を広げたイイダさんのオマンコにしゃぶりついた。
「やだ、汚いよ」
「大丈夫だよ、風呂に入ってたようなもんだから」
実際、カルキ臭が強くて、オマンコの匂いはあまりしなかった。汗に似た、しょっぱくて酸味のある液体を夢中で啜る。じっくり楽しみたかったが、互いにスッポンポンで誰か来たら言い訳できない。カチカチになったモノを、イイダさんの整えられた体毛の下にあるオマンコにあてがう。
腰を進めて、にゅるっと入り込んだ。
「いッ……!」
イイダさんが体を固くする。
「痛い?」
「大丈夫……続けて」
俺は夢中で腰を動かした。信じられないくらい温かくて柔らかくて……こんな世界があったのか、と感動する。
「思ってたよりも痛くないかも」
イイダさんは涙目で笑った。ぬろぉ、と膣襞に亀頭が擦られて限界を迎えた。
「ああ……出るッ!」
一応、腹の上に射精したが、多分膣内で少し漏れていたと思う。慌ただしく身繕いして、セックスの痕跡を消す。俺のチンポにはイイダさんの純潔の証がこびりついていた。
ふたりで校門を出た。イイダさんはちょっとぎこちない歩き方をしている。
「まだ何か入ってるみたい」
夕陽に照らされた互いの顔を見て、照れくさそうに笑った。
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