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これは私が高校生の頃の話です。
高校二年に上がってすぐ、彼氏ができお互いに初めてということでとても初々しく、少し恥ずかしいようなこともしたなぁと記憶しています。あまり遠くにデートへ行ったりはできませんでしたが、彼氏と一緒にいるということだけでとてもうれしい日々でした。
しかし、いわゆる夜のコトに手を出すのは遅く、付き合ってから一か月ほどしたある日なんの前触れもなく彼からお誘いが。
「明日、さ、俺の家こない?」
彼は少し恥ずかしそうに私の手を握りながら言い、私も頷いて返事をしました。一人でオナニーをする頻度も高く、毎日するくらいには性欲が強い方です。そこは今でも変わっていません(笑)
しかし、なんといってもそういうことは初めて。
私はネットでセックスについて調べました。陰茎の愛撫の仕方やフェラ、少しマニアックなところまで調べてみては羞恥に顔を火照らせながら調べていく。
実際の行為ももちろんですが、行為前――いわゆるムダ毛の処理など少し調べすぎなくらい。
そして彼の家に行く当日。緊張や恥ずかしさもありましたが、同じくらい期待していたことも事実です。いつもどうり待ち合わせをして彼の家へ。部屋はこういっては失礼ですが、とても綺麗に片付いていました。
「私の部屋よりきれいかも」
すこし冗談めいたように言うと
「昨日の夜急いで片づけたんだよ、〇〇が来るから」
そういう彼の顔は少し赤くなっていて、それにあてられる様に私もドキドキと高揚するのを感じました。
二人でベッドに腰かけ、沈黙が二人の間を流れる。最初に耐え切れなくなったのは私の方でした。
「あ、のさ」
「何か、飲み物とってくるよ」
私の言葉にかぶせるように言うと、彼は立ち上がり一度部屋をでていってしまいました。別に何か行為に関することを言おうとしたわけでもないのに顔が熱くなる。
何を思ったか私は彼のベッドに横になり、もそもそと布団をかぶってみました。彼のにおいがするってこういうことなんだなぁと思いすごく幸せな気持ちに浸っていると
「麦茶しかなかったわ、何か買ってきておけばよかった」
そう言って部屋に入ってくる彼とバチっと目が合い、急に恥ずかしくなり急いで布団から出ようとしました。すると
「そんなに、シたかった……?」
麦茶を置きながら、背を向けたまま聞かれ
「う、ん……」
恥ずかしくはありましたが、シたかったこともまた事実で。私は素直に答えました。
なんとなく抜け出せずにいた私の上に彼は馬乗りになり、そのままキスをする。
「ん……」
声が漏れてしまったことが恥ずかしく、彼の唇が離れてからすぐに顔を手で覆うと
「もっと〇〇の顔見せて」
「やだ、恥ずかしい……」
恥ずかしがってるのも可愛い、と耳元で囁かれゾクゾクとした感覚が背筋を通り抜ける。
どうしようと考えていると彼も布団に入ってきて抱きしめられました。
ただハグをされているのと変わらないはずなのに、とてもドキドキして頭が変になりそうでしたが、私も彼の背に手をまわしてぎゅぅと抱きしめ返せば彼の心臓の鼓動がきこえました。
明らかに早い鼓動にとても驚き、思わず声が出る。
「凄く、ドキドキしてる……」
「……そりゃ緊張してるし」
彼の表情が気になって顔を上げようとしましたが、強く抱きしめられそれは叶いませんでした。
二人で抱き合いながら足を絡めたりしていると、何か硬いものが私のお腹に当たり、もしやと思い少し躊躇いながら触ってみました。
硬くビンっと張ったモノを触れば、時折ビクンと上下に動き、彼の息遣いが少し荒く聞こえる。
「〇〇っ……」
彼は急に体を返し、私に跨ったと思うと服を脱がせてきました。
シャツのボタンが一つずつ外されていく光景に、私の息も荒くなっていく。
ブラジャーの上から胸をもんだり、胸にキスをしたりとドンドン二人の気分が高まっていくのを感じる。
「服、脱いで。俺も脱ぐ」
彼はそういうと服を脱ぎ始め、私も同じように脱ぎ始めました。運動部の彼は腹筋が割れているくらい鍛えていて、思わず見惚れてしまうほどでした。お互い下着だけになってまた触りあう。
彼は私の陰部を滑らせてきて
「下着、もうぐちょぐちょじゃん」
羞恥を感じるはずのその言葉に興奮して、高く甘い声がでてしまいました。
「〇〇くん、だって」
少し濡れて張った先端を触れば、彼も小さく声を漏らしていて。
「可愛いし、声がエロいから俺もこんなになってんだよ」
お返しと言わんばかりに、指で陰部撫でてきたかと思えば、指先でクリトリスを弾かれ。
「んぁっ!」
思わず出た声がまるで昨日少しみたAVの女優さんのようでした。
「ここ、気持ちいいの?」
執拗にクリを責められ、私は腰をビクつかせながらなんとか手から逃げようとしました。しかし、彼に片足を絡めとられ身動きが取れなくなり、そしてついには
「あっ、ダメ! イク……!」
腰をガクガクと震わせながらイってしまい、自分でオナニーするよりとっても気持ちよくて体の力が一気に抜ける。
はぁ、はぁと息も絶え絶えになった私にキスをしてくれたと思えば、今度は下着に手が入ってくる。
「まって、イッたばかりだからっ」
彼はお構いなしに私の陰部に指をそわせ、ぬるぬると撫でてくる。
「うわ、ぬるぬるだね」
そういいながら彼は私の膣内に指を入れてくる。
自分のより太くて長い指が中をぐちぐちとかき混ぜるように動く。動かされている間、胸も同時に責められ、今まで味わったことのない快感が体を駆け巡る
ブラジャーがずらされ、硬くなった乳首をつままれ、引っかかれ。膣内と乳首への刺激で体は無意識にくねり、とめどなく甘い声が漏れる。
「ん、あっ……んんっ」
「ねぇ、もういれていい……?」
「う、ん」
こんなに感じている状態で入れられたら、どうなってしまうんだろうと一瞬頭をよぎったが、目の前の快楽にあらがえなかった。
下着も脱ぎ、彼の陰茎があらわになる。初めて見る本物にゴクリ、と唾液を飲んだ。
「入れるよ」
コンドームをつけ、ゆっくりと彼の陰茎が私の陰部に入ってくる。
「い、たっ……」
「大丈夫? 一回やめる?
最初が痛いことは覚悟の上だったので、彼の首に両腕をまわし。
「そのまま、全部いれて?」
とねだる。
ゆっくりと膣内が圧迫され、痛みと気持ちよさで変になってしまいそうだった。
「全部、入ったよ……中、きっつ……」
痛みこそあったものの、すんなりと彼のモノを受け入れられたことに少し驚きました。
「もう、動いて大丈夫、だよ」
「本当に?」
彼にそう聞かれ、私はキスで返してみました。前日にネットで見てみた付け焼刃のテクニックでしたが、彼は気に入ってくれたようで。
ゆっくりと出し入れされる感覚に最初は、気持ちよさをさほど感じませんでした。しかし、だんだんとなじみ、快感に変わり始めるとそこからは早く。
「あっ、あんっ」
自然と声が漏れ、彼の腰の動きも早くなっていきました。
「気持ちいい……」
ぽそっと彼がつぶやいた言葉がとても嬉しくて
「私も、気持ちいいっ」
と自然に言葉が出てきていました。
そこからの盛り上がり方はとても激しくて、正常位から後背位に変わるとまた違った快感が私を襲う。
「う、んんっ……!」
奥を突かれる衝撃に変な声が出て、私は枕に顔をうずめた。
ズンズンと奥ばかり責められお世辞にもかわいいとは言えない喘ぎ声が出る。そんな声にも興奮するのか、彼は私のうなじにキスをして一度動きが止まったと思うと
「もっとエロい声聞かせて」
と私の腕を突かんで、腰を打ち付けました。
「んあっ、ひっ! や、あっ」
声を抑えるすべをなくし、喘ぐ声が部屋に響く。
おかしくなってしまうかと思うほど快楽が強くて、彼に前でシてとお願いする。
いちど彼の陰茎が抜けた瞬間、声が漏れる。今更ながらもはずかしくなってしまい、顔を隠した。
「いまさら顔隠すなよ、かわいいな」
額にキスをされたかと思うと、彼のモノが一気に奥まではいってくる。
「んぅうっ」
気持ちよくて奥がきゅぅと疼くような変な感覚がした。
今まで、クリトリスでしかイッたことがなくいわゆる中イキをしたことはありませんでしたが、このお腹の奥の疼きがとても気持ちよくなれるものだと回らない頭で理解しました。
「ね、ぇっ、もう、イキ、そ……あんっ」
「俺も、もうイク」
一緒に、と考えたのは二人とも同じだったようで。お互いの体を強く抱きしめほとんど同時に果てました。
終わった後、二人で少しぼんやりとしながら抱き合い、キスをしたり気持ちよかったとお互いに言ったり。ピロートークのようなものもしてとても幸せでした。
その時の彼とはもうすでに別れており、今は別の恋人がいます。しかし、最初の衝撃というものは今でも残っていて時々元気かな、と彼のことを思い出してはあの日の初めてを思い出してオナニーをしたり(笑)
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